エイプ観察日記

2023/06/16

テレビ制作のディレクター経験を活かす!必要なスキルと、求められるプラスアルファ【笠松 拓也/カリン様】

面接中に求職者の方から
「前職の経験をどのように活かせているか」
という質問を多くいただきます。

そんな疑問に応えられるよう、
テレビ番組の制作ディレクターから転職した
2022年入社の笠松さんにインタビュー!

猿人に入社したきっかけや、経験が活かせていると感じたことなど、
同じく2022年入社の岡田さんがインタビュアーとなって
たっぷりと伺いました!

・プロフィール

笠松 拓也(カリン様)
・制作ディレクター
・2022年8月入社

岡田 和樹(セクシー岡田)
・制作ディレクター
・2022年9月入社

前職はテレビ制作会社のディレクター、1から100まで全部やってました

岡田さん:
まず、前職の話を聞かせてもらえますか? 確かテレビ業界出身でしたよね。

笠松さん:
そうです。テレビ番組の制作会社でディレクターをやっていました。
大学卒業して猿人に入社するまで続けていたので、12年ぐらいやっていたと思います。

岡田さん:
もともとテレビ業界を目指していたんですか?

笠松さん:
実は全然そうでもなくて、就職活動もめちゃくちゃ悩んでいて、特にやりたいことはなかったんです。
うちの兄が銀行員だったので、自分も真面目な感じで受けてみようと思ったんですけど、そんなに乗り気じゃなかったんで熱い気持ちを表せず、結局縁がなかったんです。
たまたま就活サイトから届いたメールにテレビ制作会社のADの仕事があったんですよ。
なんか面白そうだなと思って応募したら内定がもらえたんです。そんなわけで、軽い気持ちでテレビ業界に入りました。

岡田さん:
気軽な気持ちで入った割に12年って、長く続けられましたね。

笠松さん:
テレビ業界って、勤務時間が結構自由だったんです。みんな出社時間が遅くて、お昼に出社して、夜は長かったり早かったりまちまち。僕は朝が強いタイプではなかったので楽でした。

岡田さん:
具体的にはどんな仕事内容だったんですか?

笠松さん:
僕はADやディレクターだったので、本当に1から100まで全部やってました。
具体的には、レギュラー番組だと大枠の内容が決まってるんで、ADやディレクターは番組内のコーナーで何をやるか、まずリサーチするんです。
それから資料にまとめて提案して、それが通れば台本に起こしてロケに行きます。
現場での撮影はカメラマンが撮りますけど、僕は飲食店や企業などの取材先と交渉したり、その場でディレクションしたりしました。
撮影が終わって会社に戻ってきたら編集して、後はスタジオで収録してオンエアっていうのが一連の流れになります。

細かい編集作業や音楽をつけたりするのは専門の人がいるんですけど、編集素材の切り貼り自体は自分たちディレクターがやっていました。
この作業をオフラインって言うんですけど、1分の映像にだいたい1時間ぐらいかかるんです。
番組で使うVTRは20~25分ぐらいのものが多かったんで、ずっとパソコンに向かってバチバチバチバチ作業してて、本当に大変で一番嫌いな仕事でした(笑)。
逆に、ロケは楽しかったです。撮影が終わった後に美味しいものを食べたりして、日本中いろんなところに行きました。
コロナ前はイタリア、フランス、モロッコ、フィンランドなど、海外にも結構行けました。プライベートでは海外に行ったことなかったんですけど、すごくいい経験ができました。

新しい業界に転職できる限界が35歳だと思ったから

岡田さん:
めちゃくちゃ楽しそうなのに、どうして転職しようって思ったんですか?

笠松さん:
オフライン編集がすごく嫌いだったし、普通に飽きたっていうのもあります(笑)。
あと、テレビ業界もYouTube動画に押されてきたり、予算がないから作れるものが限られてきて面白くなくなってきて、それで他の業界も見てみたいなと思うようになったんですよ。
僕は今35歳なんですけど、転職本で「全く新しい業界に転職できる限界は35歳まで」って書いてあるのを見て、とりあえず試してみて全然ダメだったらまた戻ればいいや!って気持ちで1回転職してみようと思いました。

給料がガクンと下がるのも嫌だったので、自分の経験が少し違う分野で活かせそうなWeb系の動画制作会社とかも見ていました。
テレビ業界にいた時に広告会社の方と関わりがあって、華やかで楽しそうなイメージを持っていたことから広告関連でも探していました。

岡田さん:
その中で、猿人を選んだ理由って何ですか?

笠松さん:
猿人の採用ホームページを見つけて、すごい尖った感じで派手で面白そうって思ったんです。
テレビ業界にいた時に、展示会で最新グッズを見つけるコーナーをやってたこともあり、「猿人も展示会のサポートとかやってるんだ!いいな」って思って、仕事内容にも興味が持てたんですよ。
それで、ここに入社したらいろんなことにチャレンジできそうだ、ということで猿人に決めました。

岡田さん:
どんなところにテレビ業界の経験って活かせてると思いますか?

笠松さん:
例えば、ウェビナーを開催後にアーカイブとして動画を残す時、編集を外部パートナーに依頼することもできるんですけど、ちょっとした編集なら自分で作業してしまいます。
猿人はディレクションに特化する会社なので、基本は編集を担当する協力会社へお任せするのですが、スピード感なども考えると、自分でやった方が顧客満足につながることもあるので、そんな時に前職の経験が活きてます。

また、セミナーの場合、ナレーターが台本に沿って進行するんですけど、テレビのロケやスタジオ収録でも台本を作ったりしていたんで、こういった面も意外と似ています。
テレビのディレクターは取材先で出演者を仕切ったりするので、猿人の制作ディレクターもシチュエーションは違うけどそういう立場ですから、現場で活かされる経験は多くありますよ。

あとは、前職で映像編集ソフト以外にIllustratorやPhotoshopを使うことも多かったので、デザイナーさんへ何かを依頼する際にも、自分が作りたいイメージをある程度クオリティの高いラフイメージで表現できるのが強みですね。やっぱり実際に見せたほうがわかりやすいですし。

岡田さん:
デザイナーさんからすると、笠松さんからの依頼分は、完成されているので「もうこれでいいんじゃない?」みたいなことになりませんかね(笑)。

笠松さん:
いやいや、さすがに協力会社の方はみんなとても優秀なので、それ以上のものを作ってくれるんです。
僕のクリエイティブレベルは、素人ではないけれどプロというほどでもない中間の感じです。それでも、全く形を作れないよりは良いので、すごく役立ってますね。

考え方も働き方も、猿人に入って大きく変わった

岡田さん:
前職の時と今で、考え方やスタンスは変わりましたか?

笠松さん:
猿人はクライアントファーストの考え方で、基本的にクライアントが叶えたいことを叶えつつ、より良いものがあれば提案するという感じです。
テレビの場合は、視聴者のことを考えつつもプロデューサーの意見もあるので、ちょっと違うかもしれません。

岡田さん:
働き方に違いってありましたか?

笠松さん:
前職の頃は土日関係なく働いていたんですけど、猿人の場合基本的に土日休みなんです。そこは違いです。
ただ、クライアントの中には、夜遅くや土日に連絡が来るクライアントもいますので、連絡が来たらすぐに返すようにしていますよ。
土日は携帯見ないって人もいるんですけど、僕は特に気にしたことはないですね。

今までの経験にこだわるより、プラスアルファで新しいことを獲得して学ぶ

岡田さん:
これから猿人に入ってきてもらうとしたら、どんな人がいいですか。
笠松さんみたいな経験をした人がいいのか、違う経験をした人がいいのか、どう思います?

笠松さん:
猿人の仕事は幅広いので、全てをやったことがある人ってなかなかいないと思うんです。
前職の経験にこだわるよりもフレキシブルに対応できて、新しいことをちゃんと吸収できる柔軟な人がいいですね。
元気でチャレンジ精神旺盛な人が合うんじゃないかな。

岡田さん:
自分の場合、経験を活かせてるつもりでやってたことが、レベルが違うな…って打ちのめされる日々です(笑)。
例えば、このあたりの分野だったら自信あるなと思ってやってみたことが、クライアントからその一段上のアウトプットを要求されて、全然足りてなかったっていう反省があります。
常にゼロベースで、クライアントのために考えるというマインドが大事だと思っています。

笠松さん:
「今までの経験が活かせればいいな」というのは転職するときにみんな考えることだけど、それよりも、プラスアルファで新しいことを獲得して学ぶ方が大事じゃないかな。
猿人の業務範囲は広いので、さまざまな経験をしてきた人がいてくれたら、いろんなアイデアを出し合えて、僕らもありがたいですね!

まとめ

前職では、テレビ制作会社でディレクターだった笠松さん。前職での経験が、動画制作やセミナーの進行、クリエイティブ関連などを通して、猿人での仕事に活かせている様子が伺えました。
また、今までの経験にこだわるよりも、新しいことを吸収できる柔軟さやチャレンジ精神を持つことの大事さについても語られています。
猿人への応募を検討中の方も、クライアントファーストの考えを持つ猿人で未知なる挑戦に取り組んでみませんか?