エイプ観察日記

2025/05/01

培ってきたクリエイティブを土台に、BtoBイベントで実力を磨く日々【4代目 ドラゴン】

長年、大手広告代理店で
テレビCMの制作をメインに活躍していたが
早期退職制度の募集をきっかけに転職を決意。

現在は、未経験のBtoBビジネスを知るべく
イベントディレクターとして修行中!

強みであるアイデアやコンセプトメイキングで
「チームに呼びたくなる存在」を目指す。

プロフィール

・りゅうさん
・ディレクター
・2024年9月入社

企業が抱える課題をアイデアの力で解決していきたい

20年以上のCM制作の経験をもとに、自分らしく働ける新しい領域へ。

前職は大手広告代理店で、新卒入社してから27年ほど、テレビCMプランナー兼クリエイティブディレクターを務めてきました。
広告業界的にダウントレンドで、外資系の投資会社が参入するなど変化の時期を迎えていた2024年頃、早期退職の募集がありました。
ちょうど50歳を迎えたこともあり、これを機に一度いろいろと考え直そうと思い退職することにしました。
長年クリエイティブ畑で培ってきた経験から、モノを作るだけではなく、企業が抱える課題をアイデアの力で解決していくことを軸として働きたいと考え、猿人なら新しいやり方を見つけられるかもしれないと感じました。
数社から内定をいただいた中で、一番自分らしく話せたのは猿人でした。
僕の人間性やこれまでの実績を高く評価してくれて、フィーリングが合ったので、トントン拍子で採用が決まりました。

BtoBイベントの経験を積むため、現在イベントディレクターの勉強中。

クリエイティブディレクターの募集で入社しましたが、猿人の案件は多くが外資系IT企業とのBtoBイベントが中心で、映像やグラフィック制作を主にやってきた僕には未経験の領域でした。

二次面接の時に、「まずはディレクターとしてイベントを中心としたBtoB領域の代理店ビジネスを経験して、猿人の営業ディレクターがどのような価値を持つべきか? を知ってからりゅうさんの本来強みであるクリエイティブディレクションに戻るのが良いのではないか」と提案いただきました。自分自身、現状を知ることからアイデアを生み出すべきだと感じたため、イベントプロデュースを学んでいる最中です。
業界用語が分からず周囲に質問しまくっていたので、「こいつ何なんだ?」と思われていたかもしれませんね(笑)。

コンセプトを提案するスタイルを会社のカルチャーに注入したい

クリエイティブな発想でクライアントに喜んでもらえたのは新しい発見。

現在、大手EC企業と翻訳サービス企業の外資系2社をメインに担当しています。
入社したばかりの頃、先輩に「提案から関わってほしい」と呼んでもらって、イベント演出における企画案をアイデアの部分から全体の方向性を提案する機会がありました。
結果的にはそのアイデアは実行されず、一般的なビジネスイベントに落ち着きましたが、クライアントに刺さった! という手応えを感じました。
BtoBに堅苦しいイメージを持っていた僕にとって、クリエイティブな提案でクライアントに「いいですね!」と喜んでもらえたことは新しい発見でした。

イベント以外でも、会社のロビーを個性的に活用する提案をしたところ、「こういう提案はされたことがなかったです。面白いですね」と言っていただいたことがありました。
自分のスキルを発揮する場があるんだと感じたので、これまで培ってきた経験に、猿人のプロデューススキルやイベントの段取り能力などを吸収して、パワーアップしていきたいです。

理想と現実を踏まえつつも、戦略性とクリエイティブで振り切った提案を。

前職では、CMを制作するべきか他の手段を取るべきかという戦略の部分に携わり、理想と現実を踏まえたうえで振り切った提案を得意としていました。
今のポジションでは、見積もりなどの営業的な部分を自ら行い、実現可能な方向性に収める必要があり、難しさを感じています。
少数精鋭で、一人で何役もの仕事を担当しているため、時間の使い方や業務のバランスをどう取るか試行錯誤の連続です。

正直なところ、「この予算をイベントに使うのが正解なのか?」と疑問に思うケースもあります。現状では、イベント実施が決まった段階から参加しているので、その前段階にあたるアイデアの部分に比重を置きたいですね。
ゆくゆくは、クライアントにコンセプトから提案するスタイルを、猿人のカルチャーに注入できればと考えています。

その前に、会社がどういうビジネスをやっているか、仕組みを理解していないとアイデアは生まれません。
コンテンツを作る側になるために、今の自分にはイベントディレクターを経験することが必要だと理解しています。

イベントが終わった時の達成感や爽快感、高揚感はたまらない

営業チームとコンテンツチームの協業で、唯一無二の価値を創造。

イベントにおけるデザインや装飾のアイデア出し、デザイナーとのやり取り、コンセプト立案、プレゼン準備などは、前職の経験を活かしながら取り組むことができています。
CMのプレゼンでは、コンテンツチームと一緒に企画を進めました。その後、営業チームとしてもクライアントに対して、「うちでクリエイティブもできますよ」と提案できるようになってきました。
クライアントに、前職でクリエイティブに携わっていた話をすると、「じゃあデザイン周りもお願いします」と依頼していただけます。
猿人では、営業チームもコンテンツチームも1つのチームとして一緒に動いています。
自分の案件に限らず、他のメンバーのクリエイティブ面のサポート、外部に依頼している制作物をフィードバックするゆとりをもち、唯一無二の価値を生み出したいですね。

イベントの臨場感とダイレクトな反応にやりがいを感じる。

イベントではいろいろなトラブルが起こります。例えば、懇親会で、ケータリングのスタッフに「お料理はどこに置きますか?」と聞かれて見てみたらテーブルがなかったり(笑)。
こうした場面で即座に判断するのが難しく、毎回、次は何が起こるんだろう?って胃が痛くなっています。
周りからは「イベントには必ず終わりがある」と励まされています。
やはり経験値がものをいうので、イベントの経験を積んで慣れていきたいですね。
以前のCM制作では、ある程度SNSを通じて視聴者の反応が伝わってくるものの、あくまでも画面の向こう側でした。
一方、イベントは生の臨場感がダイレクトに感じられ、特にイベントが終わった時の達成感や爽快感、高揚感はたまらないですね。
イベントの準備は大変ですが、来場者が楽しそうにしている様子を見たり、イベント終了後に「やってよかった」とクライアントからの喜びの声を聞いたりすると、やりがいを実感できます。

自分の強みであるアイデアやコンセプトメイキングで会社に貢献したい

ロン毛でヒゲの社員も、みんな真摯に仕事に向き合っている。

猿人のメンバーは全員性格が良くて、いい人しか採用していないのでは?と思うほどです。
僕みたいにロン毛でヒゲの社員もいますし、会社のホームページもふざけた感じですが(笑)、見た目に関係なくみんな仕事に真摯に向き合っています。
大手企業のクライアントからのレギュラー案件も多く、紹介により新規案件を拡大しています。
クライアント先の担当者が別の会社に転職し、その転職先から仕事をご依頼いただくこともあり、猿人への信頼を実感します。
クライアントの要望にどう応えるか、実現できる方法を真剣に模索する姿勢を見習い、自分も取り入れたいです。

猿人はみんなで協力し合う環境。その中でアイディアやコンセプトメイキングの強みを活かしたい。

前職は大企業だったため、一人で仕事をしていても周囲がそれほど干渉してこない環境でした。
猿人は小規模な組織で、自分のやっていることが周りに見え、一人で完結する仕事がなく、みんなで協力しながら進めていくスタイルです。

仕事量とスピード感が求められる環境で、どうやって複数の仕事を回していくかが課題です。
周りのメンバーにとっては当たり前のことでも、自分にとっては一つひとつ考えながら進める必要があり、時間がかかってしまいます。
プロジェクトマネジメント能力が鍛えられると前向きに捉え、考える時間を確保するためにも業務効率を上げていきたいですね。
自分の強みであるアイデアやコンセプトメイキングを活かし、「りゅうさんに聞いてみよう」「チームに入ってほしい」と思ってもらえるような存在を目指し、会社に貢献していきたいです。