猿人WORK
2022/06/14
猿人の未来の仲間、ビジョンについて。【代表 宇野 浩二 後編】
設立以来、スタッフも増え、顧客も拡大し、
順調に成長を続けてきた猿人。
正直、会社をものすごく大きくする…というビジョンはあまりないんです。
今後も大事にしていきたい軸は、
“どれだけお客様に寄り添っていけるか” 、
そして “お客様との関係の濃度・密度をどう上げていくのか” 。
それを叶えるためにも、固定観念に囚われず、柔軟に、
目の前のお客様ひとりひとりに真摯に向き合っていきたいですね。
プロフィール
- 宇野 浩二 aka 大盛 天一
- 代表取締役社長 / シニアプロデューサー
- 設立 2007年6月
猿人の新たなチャレンジ!
新プロジェクトを始めたきっかけは、猿人の顧客開拓のため。
これまで猿人の顧客開拓はほとんどがご紹介で、お客様の数は多かったものの、ネットワークの広がりに欠けていたんです。
多くの方々に私たち猿人を知ってもらうために、何か新しい企画が必要だと考えました。
また、お客様からお金をもらってばかりの立場なので、何かしら違う形でお返ししたいという思いもありました。
そこで、新たな取り組みとして、2020年に「座組」、2021年に「自治体DX友だちの輪」という2つのサービスを立ち上げることにしました。
座組、自治体DX友だちの輪について
「座組」をクライアントへの “恩返しの場” にしたかった。
「座組」は、討論型オンラインセミナーです。当時はコロナ影響でオンラインセミナーが流行りだして、はしりの頃に始めた会です。
いろんな方に声をかけていて、セミナー講師として登壇するのは我々のクライアントだったりお知り合いです。
多い時は500名くらい視聴者がいて、そのデータはクライアントの皆さんに還元します。
セミナー参加者に対して、自社のサービスをアプローチできる場を作りたかったんです。それを猿人や、猿人のクライアントのビジネスにつなげたい。
そうすることで、クライアント同士をつなげて、恩返しができたらいいなと思っています。
自治体の課題解決を、ビジネスチャンスに。
「自治体DX 友だちの輪」を始めたのは、時期的に、ちょうどデジタル庁ができることが決まった頃でした。
総務省や経産省に知り合いがいて、自治体が抱える課題感を聞いていたんです。「デジタル化が遅れている」とか「小さい自治体がかなり困っている」と。
クライアントがコミュニティに参画いただければ、課題を持った自治体職員との出会いの場にもなります。
IT企業が、大企業を最初にクライアントにしていたところから、どんどんスモールビジネスの会社にお金を投資していって、その次は自治体にマーケティング投資していくというフェーズになる。
そこに先んじて猿人がアプローチして、自治体職員とのネットワークが作れれば私たちの価値につながっていくという考えがありました。
顧客に寄り添う会社として成長できるか。
もっと分かりやすく、依頼しやすく。
猿人の今後のビジョンとして、会社をものすごく大きくしたいとは思っていないんです。
あくまで “どれだけお客様に寄り添っていけるか” 、“お客様との関係の濃度・密度をどう上げていくのか” 、というのが大事だと考えています。
お客様からの猿人の認識が、以前は「イベントをやってくれる会社」だったのが、コロナ禍以降はコンサルやデジタルマーケティングなど、いろいろできるようになったという認識が広まってきました。
ただ、以前の延長で、イベントのお仕事しか担当していないお客様もいるので、私たちができることをちゃんとアピールして、お客様に貢献できる部分がもっとあるのではないかなと。
なので、まずは、今の猿人をもっと分かりやすくアウトプットしていく必要があるんです。
コンサルティングとかイベントプロモーションとかコンテンツ制作とかデジタルマーケティングとか。猿人という会社をもっと分かりやすくして、お客様が依頼しやすくすることが大事だなと。
そうなると、規模が大きくなるというよりは、必然的にお客様に寄り添いやすい会社になっていくんではないでしょうか。
固定観念に囚われない事が、強み。
展示会など、もともとの事業にみんなが固執していたら、今の猿人はなかったと思います。
固定観念に囚われない、柔軟なスタッフが多いんです。
だからこそ、いろいろなお客様に対応できるのが猿人の強みかなと。
共通したノウハウが活かせるのであれば、どんなお客様でも対応できますよ。
これから猿人の仲間になるのはこんな人
やっぱり一番は、素直な方。
お客様からいただいたいろんなご要望を真摯に受け止めて、丁寧に提案書や制作物を作り上げていくというのが私たちの仕事の根幹です。
だからこそ、ビジネスマン以前に人として重要なのが「素直さ」です。
それがなければ、アウトプットされたものは情熱がなくなってしまう。
素直であれば、お客様のご要望を叶えるために自分に足りていないスキルを身に付ける態度や、目標に対してストイックな姿勢が生まれてきます。
主体性を持って、自ら動く姿勢も大事。
もうひとつは、主体性を持って仕事に取り組めることです。
お客様や協力会社と仕事を進めていく中で、私たちは船頭としてプロジェクトを引っ張っていく立場にいます。
プロジェクトの舵取りをする人間なので、上司に言われた通りにやるというスタンスではなく、自分から率先して行動することが大事ですね。
一連の “ビジネスの流れ” を体験できます。
ゆくゆくは独立して、自分で広告代理店をやりたいって人も大歓迎です。ノウハウが抜かれてしまうとか、そんなケチくさいことは言いません(笑)。
私たちの会社は小さいので、ビジネスの流れを全て自分の目で見られます。
協力会社さんの制作物を仕入れとして、私たちのアイディアを加えて売るために、提案、見積もり、仕入れ、請求…と、一通り体験できます。
大手の会社であれば、ビジネスの一部を担う働き方が多いですが、猿人では一担当者がビジネスの全体像を俯瞰できる。
おまけに、動かせるお金も裁量も大きいので、独立を考えている人には勉強になる環境です。
実際、猿人で働いてから独立した人も多いですよ! 競合になって、コンペで戦ったり。ぜひそうなってほしいですね。
“顧客の要望に全力で寄り添う“ を軸に今日まで駆け抜けてきましたが、猿人はまだまだ成長をし続けます。
私たちの仲間となり、共に成長してくれる、そんな ”エイプ“ が今後も増えていくことを願っています。