猿人WORK
2022/06/14
猿人の設立秘話、今こそ披露します!【代表 宇野 浩二 前編】
営業として働いていた若い頃――。
お客様のご要望には全て全力で叶えたいのに、
それがままならないことに悶々としていた自分。
ある日突然思った。
そうか、“自分で広告代理店をやればいい” のだと。
「自分で会社を立ち上げれば、自分のやりたいようにできる」と28歳の頃に猿人を設立。
そしてその日から、私のモットーはずっと変わっていないんです。
「企業の丸投げを、全部受け止める」
スタッフ、協力会社、顧客、みんなで連携を取りながら、
できないことを “できる” に変える。
それは猿人の魅力でもあり、この仕事の面白さでもあるんです。
プロフィール
- 宇野 浩二 aka 大盛 天一
- 代表取締役社長 / シニアプロデューサー
- 設立2007年6月
営業中に感じた “モヤモヤ” が、会社設立の契機に。
“お客様の丸投げを全て受け止める” そんな会社を作りたかった。
これまでずっと営業畑で、いろいろな会社を転々としてきました。
猿人を立ち上げる前は、マーケティング事業に近い職場におり、そこで3年働いた後、28歳の時に猿人を立ち上げました。
事業を始めたきっかけは「お客様のご要望に全力でお応えできるようになりたい!」という動機から。
お客様の要望をお伺いし、それにお応えするために奔走するのが営業の仕事ですが、組織の一員であるからには上司の承認や他部署との調整がどうしても必要になってきます。
そうした社内プロセスに時間がかかってしまい、お客様から「もういいよ」と言われてしまうこともありました。
営業として、お客様のご要望は全て叶えたいのに、それがままならないことに、数年間悶々としていた時期があったんです。
そんな中で、「自分で会社を立ち上げれば、自分のやりたいようにできるのでは?」と思ったのが会社を立ち上げる契機になりました。
こういう広告代理店、自分でもできるよなと。なので、本当にゼロスタートでした。
現在は猿人で自分自身がやりたいようにやれているのはもちろん、営業制作部隊にも権限をしっかりと与えて、自由に動いてもらえるようにしています。
ということで、私たちのモットーは「企業の丸投げを全部受け止める」です!
とにかくお客様のリクエストは何でもやってみる!
“できません” は言わない集団です。
猿人の事業を簡単に説明すると、コンサルティング、イベントプロモーション、コンテンツ制作、デジタルマーケティングなどをメイン事業としています。とにかく、お客様のリクエストには何でもお応えしています(笑)。
もともとは展示会などのイベント企画&運営をメインでやっており、リアルに足を運んでいただく形のイベント一辺倒でやって来た中、コロナ禍に。
我々のようなイベントが主軸の会社は、コロナ禍を機に仕事がなくなってしまうケースもありますが、幸いなことにクライアントはIT企業が多く、売上がガクッと落ちることはありませんでした。
イベントや展示会ができなくなった時に、お客様から「これからはデジタルマーケティングだ」と声がかかり、お手伝いさせていただきました。
当時デジタル関係の仕事に強かったわけではないんですが、基本的に「できません」とは言わない集団なので、お客様から「こんなことできる?」と聞かれたら、「できます!」と(笑)。
「やったことないけど、お客様の夢を叶えるためにチャレンジしてみる」という精神で、何でも頑張ってお受けしてきたからこそ、コロナ禍の中でもお陰様で売上は好調です。
コンサル的なポジション。それこそが我々の価値。
協力会社の方々がいなければ猿人の事業は成り立ちません。
当然やったことがなければ最初は分からないので、詳しそうな協力会社に教えてもらい、まずは筋道を立てます。
お客様の要望を受けてそれに応えるために、協力会社やパートナーをアレンジする。
いわば我々は “コンサル” 的なポジションにいます。
そこに我々の価値があり、プロジェクトを成功に導くために舵取りをしていくんです。
コロナを転機にデジタルマーケティング領域が拡大。
もともとは皆さんに足を運んでもらうようなイベント仕事、いわゆる「オフサイトの仕事」が多かったんです。
それが時代の流れと共にデジタルマーケティングの領域が大きくなり、お客様をサポートできる範囲が広くなってきた。
私が会社を立ち上げたきっかけにも通じるのですが、オンライン化に対応することによって願いが叶えられる範囲が広がった気がしています。
幸いなことに我々は、 “お客様の夢を叶える” を軸にやってきたので、やったことないけどチャレンジしてみるか!というマインドの人間が多く、この大きな変化の波にうまく乗れたのではないかと思っています。
私たちのクライアントは安定したIT企業が多いので、マーケティング投資も減らないんです。
お客様は、イベントや展示会が減っても、別のところに投資をして売上を作らなきゃいけない。
だから「イベントがダメならデジタルだよね」と変化していったんです。
そういうお客様の状態を把握し、自分たちでニーズを拾いに行くんだ!と、行動もマインドもシフトしていったのが良かったですね。
打ち合わせには、協力会社さんもみんな連れていきます!
協力会社さんは、お客様のリクエストに応じてパートナーを組んでいきます。
ネットで探して説明を聞いて…という流れでお付き合いが始まるケースもあるし、知り合いに紹介してもらって…というケースもあります。
中には「ウチはやったことないので、紹介していただけませんか」とお客様に素直に聞いちゃう営業もいます。
結構、猿人の人間は素直というか、逆に隠さないようにしてて。
私たちは、打ち合わせに協力会社も全部連れて行きますし、お客さんと名刺交換もしてもらいます。「こういう人達とパートナーを組んでます」ということを紹介するので、お客さんは猿人の下にいろいろな協力会社がいるっていうことは知っているんですよね。
以前代理店で働いていた時は、お客様を奪われるリスクを考えて「フロントに立つ代理店以外のメンバーをお客様の前で見せるな」という考え方がありました。
でも逆に、全員顔を見せて、どういうチームでパートナーシップを組んでやっているのかということを見せた方がお客さんは安心してくれるんじゃないかなって。
協力会社もどんどん前に出てきてくれるからこそ、私たちディレクターの存在価値がすごく重要で、しっかり舵取りしないといけない。
重要な肝であるお客様とのコミュニケーションだったりコンサルティング能力を、もっと伸ばしていきたいです。
社名の由来、よく聞かれるんですが…。
社名はノリで……いや、降りてきたんです!飲んでいた時に(笑)。
猿人がヒトに進化してきたように成長していこうぜ、とか、皆で円陣を組んでやっていこうとか、事業を推し進める車のエンジンとか。
そういう意味を込めています!って表向きは言っていますが…。
それは後付けで、酔っ払った勢いで決めたというのが正直なところです(笑)。
この業界って横文字の会社が多いんですが、漢字の方がカッコいいよなぁっていうのがまずあって。
当時お金もなかったので「猿みたいに頑張って働こうぜ」っていう感じのノリで決めましたね(笑)。
最初はノリでも、後付けの部分も現実にできている実感はあって、ちゃんと進化してきたと思いますよ!
教育体制も、時代に合わせていきたい。
教育については、頼れる人間に任せる方針で。
社員の教育体制については、取締役がメインで考えてくれています。社長の私は、飲みに連れて行っておしゃべりしている程度です(笑)。
すごく面倒見が良くて信頼できるので、基本的に全て任せています。
今後やりたいことは、地方にいても働けるような環境を作ることですね。
昔ながらのマンツーマンで教える教育体制だけではなく、リモートでも可能な教育プラットフォームを作ったり、そういう新しい取り組みもどんどん考えていけたらいいな。まだまだ構想中ですけどね。
社内のバーカウンターで毎週飲み会をやっているので、そこで社員のみんなはコミュニケーションを取ったり、ちょっとした相談をしたり、アイデアをもらったりしていますよ。