猿人WORK
2022/08/31
生活のための仕事ではなく、周りを明るくできる仕事をしたい。【ぺご 後編】
猿人に入社してから、記憶に残っている出来事は、
ほとんどが失敗した思い出ばかり……。
それでも、今自分ができる100%で取り組んだものであれば、
そこから必ず得られるものがある。
お金を稼ぐためだけの仕事なんて、つまらない。
どうせならワクワクしたり、
仲間と一緒にああだこうだ意見を言い合ったり、
自分が関わっている周りの人達を明るくできる。
そんな仕事をしてきたいですね。
プロフィール
- 田子なるみ aka ぺご
- 制作ディレクター
- 2019年11月入社
“大失敗” だったけど、“めちゃくちゃ嬉しかった” 思い出。
万全の準備をしても、不測の事態は起きる。
猿人で働き始めて、今までで一番忘れられない思い出があります。
まあ実は、失敗した思い出なんですけどね…(苦笑)。
あるお客様のお仕事で、そのお客様にとって1年で1番大きなイベントを任せていただく機会がありました。自分ができる100%の力で、一生懸命準備をしたんです。
しかしイベント当日、本番中機材トラブルによって配信がストップしてしまって。
イベント1日目の、1番大事な講演でそれが起きてしまって、「こんなに準備をしても、不測の事態が起きるのか…」とすごくショックだったのを覚えています。
落ち込む中、お客様の一言に救われる。
そんな中、すごく嬉しい出来事もありました。
トラブルの後、社長と一緒にお詫びに伺ったのですが、その時お客様から「田子さんの準備は完璧でした」という一言をいただいたんです。
当時はその一言がすごく嬉しくて…最終的には失敗したけれど、途中経過の努力を認めてくださったんだって。
大失敗した思い出ではあるけれど、お客様のその一言によって、嬉しかった思い出にもなった。
そして、「何も起きない」というところまで徹底的に準備して、やっと不測の事態に冷静に対応できるんだなっていう学びにもなりました。
「やるからにはちゃんとやる」前職の経験が今につながる。
前職の婚活会社でよく言われていたのは、「常にエンターテイナーでありなさい」という言葉です。
私たちはただの恋活イベントのスタッフだけど、お客様は出会いを求めて来られている。
だからイベント中は、恋愛のプロに徹しなさいと。
もちろん実際は彼氏がいなかったり、恋愛のプロではなかったとしても、その間はちゃんと「演じる」。
当時のその言葉が、今も強く残っているんですよね。
だからどんな仕事においても、「やるからには、プロとしてちゃんとやろう」という気持ちが根底にあるんです。
「丸投げ、受け止めます」の猿人だからこそ、ワクワクするような仕事に出会える。
お客様と共に作りあげていく過程が楽しい。
楽しくて印象に残っている思い出は、誰もが知ってる超有名IT企業様のウェビナー案件ですね。
案件によっては、お客様が最初から “こうしたい” と決めて発注いただくものもあれば、一緒にディスカッションしながら作り上げていくものがあるんですが、この企業様は後者です。
「面白いことを全力でやろう!」という社風の企業様で、自分たちが “良い” と思ったものに対して全力で取り組まれるんです。
こちらの提案に対して、それをもっと良いものにしようとお客様も積極的にディスカッションします。外せないポイントとお題だけいただいて、演出はこちらの提案をベースに進めていきました。
お客様と一緒に作りあげていく過程がすごく楽しいです!
商談中、「あ、今お客様に刺さった!」という瞬間。
そのお客さんからは、「他の企業がやってないことをやりたい」という依頼をいただきました。猿人の得意な丸投げですね(笑)。
企画の軸となるコンセプトをディスカッションする中で、「ラジオDJ風はどうですか」と提案したのがお客様にグサッと刺さって。「あ、今刺さったな」とその場にいて感じました。
そこからは、ラジオDJ風のコンセプトを軸に、みんなでアイデアを広げていく作業をしました。
ラジオDJ風だから、ON AIRのネオンが光ったらいいですよね、とか。
0から1がひねり出された後に、それを軸にみんなで連想して100にしていく作業はワクワクしましたね!
お客様にかわいがっていただきながら、少しずつ成長。
現在は、ひとりで担当する案件も増えてきています。大きい案件でも、自分が旗を振りながら誰かと一緒にやる仕事もあります。
任せてもらえるようになったのは、入社して2年半経った頃ですかね。
今年は、コロナ前のようにリアルイベントを行う企業様が増えてきたのですが、自分がリアルイベントを経験せずに2年半経っているので、そこは大変だなと思います。
もう新人じゃないので、お客様に対して無責任な返答はできないし…。
ただ分からなくても、社内に持ち帰らせていただいたり、間違えても「すみません、間違えました」と言える関係性のお客様が多いんです!
そういう意味では、お客様にかわいがっていただけているなと感じています。
お客様との良好な関係は、先輩達が築き上げてきたもの。
最初からすぐに仲良くなれるお客様もいれば、入社してからやり取りを続けて、やっとそういう関係性になれた方もいます。
担当者の中には、娘さんが私と同じくらいの歳の方もいて、入社当時から温かく見守って下さる方もいるんです。
猿人は、基本的に新規営業はしていなくて、既存のお客様との仕事がほとんどです。
こうしたお客様との良好な関係性は、これまで猿人の先輩たちが信頼を築き上げてきたものだと感じています。
お客様の最終目標に向かって、私たちも伴走する。
それこそが猿人の最大の魅力。
社内全員が持っている “クライアントファースト” の精神。
猿人では、社員のみんながクライアントファーストの精神を持って働いています。
お客様に言われたことをそのままやるんじゃなく、お客様の最終目標に向かって伴走するということです。
お客様がこう言っているからその通りに従う…というのは簡単ですが、私たちはお客様の意向を聞きながらも、目標のために必要であれば違った意見を言うこともあります。
例えば、本当は機材を入れて動画を撮った方がいいけれど予算がなくてできない…という場合。
だったらクオリティの低い動画を撮るのはやめて、別のことに予算を使いませんか?というような提案をします。
お客様の最終目標のために、中途半端なことは提案しない。お客様が方向性を見失っている時は、「違うと思います」とちゃんと意見を言う。
こういう仕事ができるのは猿人の魅力であり、自分自身のやりがいにもつながっています。
生活するための仕事ではなく、まわりを明るくできるような仕事をしたい。
社内・社外共に頼られる存在を目指して。
社内だけでなく、社外のお客様からも頼られる存在になりたいです。
まだまだ自分は経験や知識も足りていないので、目の前の仕事を1つ1つこなしながら、少しずつスキルアップしていきたいです。
仕事をしていていつも思うのは、生活するために仕事をするのではなくて、周りの人を明るくできるような仕事をしたいということ。
自分が関わることで、その場の空気が良くなったり、仕事が良い方向に進んだり。そういう良い影響を与えられる存在になれるよう、頑張っていきたいですね。