猿人WORK

2022/10/07

「君はうちの社員か!?」と思われるくらい、お客様のことを勉強する【カヌーの人:案件編】

依頼された仕事だけを、ただ淡々とこなすのか。
それとも、お客様のことを勉強して知り尽くし、
こちらから積極的に提案していくのか…。

「どちらが仕事をしていて楽しいか?」と聞かれたら、
それはもちろん後者です。

お客様から “うちに来てほしい” と言われるくらい、
信頼してもらえるパートナーとなり、
自分ならではの価値を提供するのが僕のやり方です。

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プロフィール

“お客様の社員” になったつもりで、自分が介在する意味のある仕事を。

年間の予算をお預かりして1年を通して伴走します。

猿人に来るお仕事は、リードジェンや展示会、セミナーなどスポット案件が比較的多いです。
「これくらいの期間で、こんな目的でやりたい」というふうに、実現方法は決まっていないが、ある程度依頼したい内容はぼんやり決まっていることが多いんです。
でも僕がやっているのは、1年間の業務委託契約をして、お客様と毎週オンライン定例会を行いながらお客様のマーケティング目標に向かって伴走するというもの。
現在、そういった企業を2社担当しています。
1社は大手パソコンメーカー。設計者や専門職の方が使うような高スペックのパソコンを製造・販売しており、製品の訴求やマーケティング支援を担当しています。
もう1社は、タスク管理ツールなどを開発されている、大手ソフトウェア会社です。
どちらも業界では超大手。年間のご予算をお預かりするため、責任もやりがいも半端じゃないです。

待ちのスタンスではなく、積極的に提案していく。

1年間という長期にわたる契約をいただいている以上、しっかりと成果でお返ししなくてはなりません。じゃあ何をするのかというと、お客様の売上などの中長期的な目標に対して、具体的な企画や取り組みを提案しています。
お客様からの相談を待つような、受け身のスタンスでは仕事に繋がりません。
毎週なんとなく定例会をこなすのではなく、お客様から「こういうのがやりたい」と言われる前に、「こんなのどうですか?」とこちらから積極的に提案するのが大事なんです。
そうでないと、何のために猿人と契約しているのか分からないですからね。
また、お客様の年間予算を事前に把握し、いかにその予算を有効に活用していくのかを、お客様と同等の解像度で考えて提案していきます。
自分がお客様の “半分社員” みたいな感覚を持って、会社を良くするためにはどうしたらいいかを考える。企業のこと深く理解し、真剣に向き合うことで、介在価値が生まれるんです。

お客様の目的に合わせたメディア企画にコンテンツを組み合わせて価値を生み出す。

企画を提案する時は、全くのゼロベースから考えることはあまりなく、お客様が発信したいメッセージや目的に合わせたメディア企画を見つけてきて、コンテンツと組み合わせて効果を出す企画をすることが多いです。
例えば、高スペックのパソコンだったら「動画編集ソフトいくつまで同時に動くかやってみた」といった企画記事に参画するとか…お客様のパソコンがいかに高性能かをPRして、未開拓の顧客ゾーンにアプローチできますよね。
こんな風に「某メディアから出ているこの新しい企画、御社のターゲットに合うと思うので、こんなコンテンツを用意して訴求するのはいかがですか?」などと提案します。

猿人には、日々いろんなメディアから企画が届くので、良さそうなものを精査しリストアップして、お客様に提出することも。
提案した企画が通ればさらなるお仕事に繋がりますし、逆に刺さらなくて微妙な反応…なんてこともあります。
そういうときは、フィードバックを受けてまた他の企画を提案したり、もっと刺さるコンテンツを企画したりします。
とにかく自分からたくさん仕掛けていくのが大事だと思いますね。

これまでお客様について勉強してきたことが、今に結びついているのが嬉しい。

お客様同士が繋がったりコラボしたり、そこに自分の介在価値がある。

僕が担当しているお客様の多くは、ソフトウェア会社や製造業の企業様です。
業界は若干違っても、少しかぶっている部分もあって、互いにシナジーを与え合える関係です。
例えば、大手パソコンメーカーの高性能パソコンを使って、別の会社さんの設計図を書くCADソフトを動かす…みたいに、僕の担当している顧客同士がコラボすることだってあるんです。
猿人が媒介になって、担当している会社さん同士を繋げることができる。
自分が関わることでお客様同士の縁を広げているようで、嬉しいですしやりがいを感じますね。

お客様の製品を勉強してきたことが、今の仕事に活きている。

メディア企画で訴求する時は、お客様の伝えたいメッセージと、市場のニーズをマッチさせるのが基本です。
例えば、ここ数年リモートワークが増えているじゃないですか?
だから「このノートパソコンなら、在宅勤務でも重たいソフトを使った作業ができます!」「会社のハイスペックPCに、リモートでアクセスできます!」といった訴求で記事を作ったり。
逆に、ノートパソコンではできないくらいめちゃめちゃ重たい作業なら、「こっちのデスクトップPCなら可能です!」とか書くんです。
そうすると、実際にそれを求めている人達に届きやすくなる。

僕自身、お客様から製品のお話を聞くのがとても楽しいんですよね。
「そんなことができるのか!」と毎回新鮮な驚きをいただいて、じゃあそれをどう訴求したら “求めている人のところ” に届くか?を考えるんです。
6年間いろんな企業様と仕事をしてきて、毎回お客様の製品を勉強してきたからこそ、知識が次の仕事に活かせています。
そこは自分的にも、頑張ったなと思える部分ですね。

「うちに来てほしい」とお客様から言ってもらえるのが、 最大の褒め言葉。

依頼された案件以外にできることはないか、常に可能性を探る。

猿人の仕事ってとにかく幅広いじゃないですか。幅広いが故に、猿人のすべてをお客様に伝えるのが難しいんです。
「展示会屋さん」「パネルを作ってくれる制作会社」「ウェビナーをやってくれる会社」みたいに、一度受けた仕事内容だけの印象を持たれていることも。
自分の目標としては、お客様にもっと幅広く猿人の仕事を提案することですね。
依頼された案件をしっかりやりながらも、機会を見つけて「こういうのもやってます」とお客様に別案件も提示するように心がけています。

いつかお客様側で働けたら……なんて、当初思ってました(笑)。

入社当時、いつかお客様から誘われて、お客様サイドで働くことがちょっとした目標でした。
僕の中で「理想の猿人像」みたいなのがあって、お客様から来てほしいと言われる社員を目指せば、自分の仕事がちゃんと評価してもらえている証拠になるなぁと。
最近、本当に「うちに来てよ」と声をかけてもらえることが増えてきて、すごく嬉しいです。
だけど、僕がお客様の会社に行っちゃったら、その1社にしか関われなくなっちゃうじゃないですか(笑)。
猿人にいれば、お客様全社分のさまざまな商品や案件に関われる。その分ワクワクできるし新しいことだって知れる。
そう思えるようになってからは、少し考えが変わって、猿人にいる魅力を実感しましたね。

お客様を深く知ると会話が変わり、関係性も変化する。

新人のときは、お客様の製品なんて難しすぎてよく分からないと思うんです。
僕も入社当時はそうで、「製造業のことなんか全然知らない…」みたいな感じでした。
でもそのままだと、ただ頼まれたことだけをやる存在になっちゃうんですよね。
お客様の使ってる商材や業界などを徹底的に勉強して知り尽くすと、商談での会話も変わってくるんです。
「君は社内の人か!?」と思ってもらえるくらい、お客様の製品を詳しく理解したことで、信頼してもらえている実感があります。
いろんな企業と出会い、勉強して新しい知識を得て、刺激をもらえているこの状況を楽しんでいきたいですね!

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